概念の拡張が行われるとき、中心的な性質は失われてはいけない。独立変数から従属変数への対応が関数の基本的な定義であり、関数の概念の中心的な性質である。関数の概念を拡張して超関数の概念を創成するとき、対応関係は失われてはいけない。この考えに基づいて、成分表示型の理論が着想された。超関数の特異点が定義域内ならば、特異点においても関数値が存在するべきである。
Schwartzの理論や佐藤の理論においては、特異点における関数値が存在しないが、特異点が定義域外であると明示的に説明しない。特異点も考察の対象であり、特異点が定義域内であるかのような議論をするので、超関数の定義域が曖昧である。Schwartzの理論や佐藤の理論においては、関数の概念を拡張して、超関数の概念を創成しているが、対応関係が失われている。Schwartzの理論や佐藤の理論においては、対応関係は関数の概念の中心的な性質では無いと考えられているらしい。
成分表示型の理論は、特異点における関数値を定義するので、対応関係が維持される。成分表示型の理論においては、対応関係は関数の概念の中心的な性質であると考えられている。
When concept expansion is carried out, the main nature sould not be lost. Correspondence from independent variable into dependent variable is the fundamental definition of function, and is the main nature of concept of function. When the concept of hyperfunction is created expanding concept of function, the correspondence should not be lost. Based on this point of view, the idea of theory of component type hyperfunction is conceived. If singular point of hyperfunction is within domain, the function value should be exist even at singular point.
Although function value at singular point does not exist in the theory by Schwartz nor the theory by Satou, it is not clerly explained that singular point is out of domain, As singular point is also within considerarion, and singular point is discussed as if it is within the domain, the domain of hyperfunction is vague. As far as theory by Schwartz and the theory by Satou are concerned, correspondence is lost, although concept of hyperfunction is created expanding concept of function. As far as theory by Schwartz and the theory by Satou are concerned, correspondence may not be thought to be main nature of function concept. As far as component type theory is concerned, function value at singular point is defined, correspondence is continued.
As far as component type theory is concerned, correspondence is thought to be main nature of function concept.
−随時刊行、最左欄は掲載日付、A4判1枚、読み切り−
(連絡先) 小林 保 (電子メール) yatunogizyutusi@yahoo.co.jp
初めに、2015/11/14 掲載の「超関数を導入する状況」を読んでみてください。興味を持ったら、2013/11/18 掲載の「成分表示型の超関数」を、そして・・・。
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2013/09/23 掲載の「関数方程式x・f(x)=1」に関する投稿
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2013/09/23
関数方程式 x・f(x)=1
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大きさ1の量はどこにあるのか?
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ディラック関数と基本離散関数は同じか?
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超関数はどのように分布を表すのか?
− Occasionally published、Leftmost column is publication date、One page of A-4 size、One shot report −
(Contact) Kobayasi Tamotu (Email) yatunogizyutusi@yahoo.co.jp
Here is Englsh version of papers parallel to above papers written in Japanese. I mysef did translate. You can find the Japanese paper parallel to Englsh paper through the publication date at leftmost column. The dates are the same. Sorry to say, some of them are not yet translateed.
First please read "Context where hyperfunction is introduced" dated on 2015/11/14. If you are interested in, please read "Component type hyperfunction" dated on 2013/11/18. Then, next ・・・.
2015/11/14
Context where hyperfunction is introduced
、not simple distributtion、component expression、approximate function
2015/10/07
Indefinite integral and primitive function
reconfirm・・・integral≠antidifferential 、inclusion relation、antidifferential⊃integral
2014/06/07
Product of hyperfnction operation at each point、case of component calculation diverges、case of component calculation converges
2014/05/11
Integral of hyperfunction
operation over an interval、creative・・・incoequal integral、
coequal integral、definite integral、indefinite integral
2014/05/05
Sum, multiple, sideslip, inversion and differential of hyperfunction
operation at each point, component computings converge
2014/04/07
Basic idea of calculous and hyperfunction
equating a minute length interval and a point
2013/12/24
Component expression conceived from observing mass distribution
not simple distribution、
creative・・・component expression of distribution、
3 component type
2013/12/07
Four types of hyperfunction theory
functional type、real axis step type、operational type、component type
2013/11/18
Component type hyperfunction
framework of theory,innumerable cmponent type
2013/11/02
Introduction from route location to hyperfunction
idea from civil engineering
2013/10/15
Discovery of microdomain radius parameter
creative・・・ microdomain radius parameter
2013/08/31
Hyperfunction as the expanded concept of function
function value at singular point
原稿はA5判ですがA4判に2頁ずつ印刷したpdfファイルをここに置きます。ダウンロードして、読んでください。
表紙A5判1枚、目次A5判4頁、本文(索引、参考文献を含む)A5判243頁、奥書A5判1枚。
表紙
目次
第1章 荷重の分布の表現
第2章 汎関数型の超関数
第3章 集中力とディラック関数の比較
第4章 成分表示型の超関数
2013/7/15 積分について 書き換え 着想・・・非同格積分
第5章 整冪多項式で表された近似関数
第6章 無限回微分可能な近似関数
第7章 不連続関数
第8章 点の内部変動
第9章 構造力学への成分表示型の超関数の適用
第10章 質量の分布
第11章 補充すべき事項
索引と文献
奥書
著者 小林保
2013/7/15、間違いを見つけ、修正しました。訂正の経緯を正誤表に記録します。正誤表
「構造力学から超関数への入門」の原稿を書きましたが、本文だけでA5判225頁もありますので、簡略版を作りました。成分表示型の超関数の理論の粗筋を知ってもらうために、簡略版はかなり多くの記述を省略してあります。
成分表示型の超関数 −裾野無型の近似−
内容の誤りの指摘や説明のわかり難い部分の指摘や感想をお寄せください。電子メール番号「kobatyan1949@ybb.ne.jp」に連絡をお寄せください。
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